私の徳は私の胸の中に
先日、温泉に入った。
地元の方々も利用されていた。
更衣室で年配の女性たちが雑談
聞くともなく聞こえてくる会話
私を挟んで話すものだから、まるで私に話しかけられているようだった。
・
お母さんを介護されている女性は、入浴が終わって暖簾をくぐって帰っていった。
彼女を見送って、残った女性たちが又話しを始める。
「彼女は、徳が高い」
・
耳に残り・・・心をかすった。
・
徳について、その人たちは話し始めた。
要約すると
徳は人生で積んでいくもの
先祖の人たちからプレゼントされて生まれてくるもの
親やその親からもらえる者、もらえない者・・・・
・・・・同じ親から生まれた兄弟でも徳は一律にもらえているものではない
・
などなど・・・・・
次第に人は洗面台に移動して・・・・
私は先を急ぐので温泉を出た。
ので、話はそこまでだった。
帰りの車の中
その話に触れる。
・
徳を積む
思ってもいなかった。
・
「私は徳を積んでいない。」
そう心の中でつぶやいた。
・
徳について聞かれもしないのに熱く語ってしまいました。
博愛・献身・みかえりを求めない社会的貢献・・・いやいや違う・・
食い下がりすぎて疲れて疲れさせる。
言葉がもどかしく、人に伝えるのは難しい。
帰ってきて検索して答えを求めてみた。
無理。
私にはあっさり答えの出るものではなく完全理解は不能。
掘り下げれば何処までも行ってしまいそうで終わりのない底を感じる。
私の徳は私の胸の中に
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